こんな方におすすめ
「つながりプラス」は特に一人暮らしの親御さんを持つご家族向けにサービスを提供しています。たとえば、離れて暮らしていて滅多に会いに行けない方、海外など遠くに住んでいて時差の関係でお電話しにくい方などにおすすめのサービスです。また、一人暮らしではなくても、老人ホーム入居中の孤独が不安な方、老々介護で介護中の親の話し相手がいない方など、様々な方にご利用いただいております。もちろん、話し相手が欲しいという高齢者ご本人様にもお申し込みいただけます。こんな理由で始めたい、こんな状況だけど利用は可能か、などのご質問がありましたら、お気軽にお問合せください。
おすすめのケース
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- 親御さんが離れたところに一人で暮らしている
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- 転勤などで海外にお住まいで、時差もあって電話をしにくい
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- 老人ホームに入っているが、孤独じゃないか不安
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- 両親健在だが、父親(母親)が外の人と接していない
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- 老々介護で、介護している親の話し相手がいない
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- お一人で暮らしていて、身寄りがなく話し相手がいない。
実際の利用シーン
⇒たとえば普段の食事や外出の様子、風邪などの健康状態が分かります。
case1「一人暮らしを謳歌して元気だが、カゼをひいても娘に隠す母」
82歳、女性。栃木県在住。一人暮らし。元教師。現在も自治体の活動や観劇など多趣味で、毎日忙しく活動している元気な女性。
一人娘、42歳。神奈川県で中1、小4、小1の3人姉妹をもつ専業主婦。夫は大企業のエリートサラリーマン。
娘は親を気づかい、週に一度は欠かさず電話をしている。お互いに仲の良い母娘だと思っている。しかし、親は子どもに心配をかけたくないと思っており、カゼをひいた時などはわざと隠したりしている。白内障で1ヶ月入院していたことも娘に知らせていなかった。
サービスを開始してから、親がコミュニケーターに話した内容がリアルタイムに伝わり、娘は安心できるようになった。娘に伝わると分かっていても、第三者だと話しやすいのか、弱った時、悩んでいる時など、何でも話をする様子。
先日はカゼで病院に行ったことをコミュニケーターに話したところ、その日のうちに娘から心配する電話があってとても心強かった、とのこと。娘は、何かあってもすぐに分かるという安心感が持てるようになり、今まで以上に母と気楽に話ができるようになった。
⇒第三者が相手だからこそ、お話しいただけることもあります。
case2「普段何をしているか分からない、ゴルフが趣味の無口な父」
71歳、男性。千葉県で一人暮らし。定年退職後も非常に健康で、週2回は欠かさずゴルフコースに通っている。真面目で、無口なタイプ。
二人兄妹の妹、50歳。横浜在住。大学生と高校生の息子をもつ専業主婦。
2、3ヶ月に一度は父の元を訪問し、掃除などをまとめて行っている。電話は月に2回程度だが、さほどの用事がなければすぐに切ってしまう。
元気に暮らしているようだが、普段何をしているのか、楽しみは何なのかなどは、話をするきっかけがなくほとんど知らない。
仲のいい友人が誰か、いつも夕食をどこでどう食べているのかなど、普段どんな暮らしをしているのかが分かるようになった。娘には無口だが、コミュニケーター相手だと意外におしゃべりということが分かり、親近感がわいた。最近は庭で花を育てることが楽しみらしい。今までならばまったく知る機会がなかった。
⇒施設の不満や状況などをうかがい、ご様子をお伝えします。単調な生活にも変化が生まれます。
case3「老人ホームで孤独に暮らす、明治生まれの母」
90歳、女性。埼玉県在住。夫をなくしてから10年間一人暮らしを続けていたが、2年前に足を悪くして老人ホームに入所。お見合いでとついだ後、主婦を続けてきた「ザ・明治」と言えるような女性。いつも半歩後ろに下がり、思っていることはほとんど言わないような控えめな性格。
一人息子、61歳。東京で妻と一人息子と暮らしている。銀行員だったが、半年前に定年退職した。
老人ホームへの入所後は、月に一度息子が訪問している。嫁とはほとんど連絡をとりあっていない。
老人ホームに入れておけば安心かと思ったが、じつは友人が思うようにできていないらしい。スタッフへの不満なども、直接ホーム側に伝える性格ではない。最近は息子に電話してきて、長々とグチを言うようになった。息子はかわいそうに感じるものの、いざ電話を受けるといつも同じ話に嫌気がさし、つい邪険に扱ってしまう。
つながりプラスが不満のはけ口として機能。親は何度でも同じ話ができるため、息子へのグチ話がほとんどなくなった。そのため、息子は気軽に電話しやすくなったほか、訪問回数も増えた。
⇒繰り返しお話をうかがいます。お父様のご本心もきっと分かります。
case4「電話のたびにお説教・・・ケンカばかりの父子」
86歳、男性。東京都で一人暮らし。腎臓を悪くして週2回人工透析に通っているほか、腰も少し悪いためヘルパーを週に一度呼んでいる。定年まで一つの会社で務め上げた元サラリーマン。定年後は町内会の会長などもしていたが、2年前にそれも引退した。
一人息子、52歳。大阪在住でIT企業の部長職。妻はいるが子どもはなく、仕事づけの毎日。
最近、親からひんぱんに電話がかかってくるが、いつも同じような話や、お説教をしてくる。あまりにうるさいので、一度ケンカをした。それでも電話がきて小言を言われる。寂しさから電話をかけたくなるのは分かるが、忙しいときに限って電話がくるし、つい感情的になって冷たく切ってしまう自分がいる。
コミュニケーターが会話してみると、親が息子に言いたかったのは小言やお説教ではなく、定年までにやっておくべきことを伝えたいという老婆心ゆえのアドバイスだった。それを間接的に聞いた息子は、改めて親のありがたみを感じた。
その後、息子は親に感謝の気持ちを伝えられるようになった。
⇒ご自身がそばにいない時のご様子が分かるようになります。外出が気軽にできるようになります。
case5「母が軽度の認知症。でも、仕事のためいつも見守ることは難しい娘」
85歳、女性。群馬県在住。1年前に軽度の認知症と診断された。服薬はしているが、デイサービスなどは受けずに自立して生活を続けている。
一人娘、49歳、独身。親のすぐ近所で一人暮らしをしている看護師。2日に一度は親の元を訪ねて世話をしている。仕事の関係上、それ以上に時間を作ることは難しい。
介護する側・される側という2人だけの世界が少し息苦しい。完全には世話をできないもどかしさもある。一方で、生活力の低下などを目にすると、つい厳しいことを言ってしまう。
自分がいない間の、母の状況が分かるようになった。また、認知症は時期によって調子の良し悪しに大きな差があるが、それを客観的に見られるようになった。何より、自分とともに母を見てくれる存在ができたことが、心の大きな支えとなった。
